仙台 ー 裏磐梯 スキー旅 昭和62年2月24・25日
行程 (1日目) 仙台ー(東北自動車道)-郡山-猪苗代-裏磐梯
※61年12月オープン
(2日目) 国民休暇村 ー 檜原湖一周 ー 猪苗代 ー 仙台
日記 2月24日
朝9時、目的地が決まらないまま出発。いつものことだが高速道路に乗ってしばらく走り出したときに感じる解放感がたまらない。車を南へ走らせると蔵王の峰々が見えてくる。天気が良いので最高の眺めだ。
平均90キロぐらいのスピードでとばす、。村田パーキングで裏磐梯国民宿舎へ電話、空いていて予約が取れた。インターでガソリンも入れた。スタンドマンがワイパーが切れているのとオイル量を注意された。ここで修理すると高い料金を取られるので、後でやりますと言って去る。
郡山インターを降り、磐梯熱海を過ぎ、猪苗代へ行く。今年は暖冬で雪が少ない。多すぎるのも困るが、少なすぎても風情が出ないので心配となる。猪苗代に入ると、湖水のキラキラ光るのが目に飛び込む。そして、あの磐梯山が現れた。山腹のスキー場もはっきりわかる。猪苗代町を貫け、裏磐梯をめざす。カーラジオから堀内孝雄の「いとしき日々 白虎隊のテーマ」が流れてきた。場所と歌がマッチして旅情を掻き立てられれる。
夏は行楽客でにぎわう五色沼や檜原湖も今は1メートルぐらいの積雪で静まり返っている。みやげ物屋も板囲いをして閉鎖中だ。昭和57年の11月に裏磐梯高原ホテルに泊まって登山をしたり、檜原湖周回マラソンをしたことを思い出した。今年は雪がすくないから、例年より車も走り易いが、例年だと2・3メートルの雪に覆われてしまう。今回のスキー場は「猫魔スキー場」。裏磐梯高原スキー場もあるが、新しくオープン(61年12月)で人気が集まっている。
スキー場のルートとしては、ファミリー、中級、上級の3コースで、上級は1本のリフトだけで、主に中級コースのみで、コースの長さも長くない。今回の目的である、眺めの良いスキー場をということで、先ずは頂上までリフトで登った。期待に違わず右側に磐梯山、櫛が峰、正面に秋元湖、小野川湖、檜原湖の雪で覆われたの湖面がはっきり見えた。パノラマ180度、天気が良いのは幸運だった。ちなみに翌日は吹雪でスキーはできなかった。
このゲレンデで珍しいのは、日本初という「カプセルリフト」。リフトが出発すると背後から樹脂製のカプセル風防が自動的に降りてくるという代物。ラブラブの二人には最適。でも、見知らぬ人と一緒に乗るとなると少し緊張してしまいますね。
(裏磐梯2-へつづく)