2024-01-31 クウーのお気楽短歌(1) デジャブーの風吹いてくる高原にカクテルグラスは遠き瑠璃色 道ありて道歩むほかなし而して横道もまたこれ道と呼ぶ 上昇の望みはないが現状維持スポーツジムに夕茜さす 野次馬と云えど沈思黙考す開いて閉じて「週刊文春」 「前向きに」駐車場にも諭されて今こそ欲しいラニーニャパワー 大地震予見したような展開は小松左京「日本沈没」 三十年通った床屋一枚の札掛かってる「閉店しました」 久々にベースを弾けば固い指ほぐれて行けり解けてゆけり